大型トレーラーが祭りの太鼓台に突っ込み冨田規之さん(52)死亡事故、大川貴之容疑者(42)気付いたら誘導灯が…(香川県観音寺市)

7歳から51歳までの36人がけが

9日に予定されていたこの地区の太鼓台の練り回しは中止

jisonjiko_img

 香川県観音寺市の国道11号で8日夜、大型トレーラー(19トン)が祭りで運行中の太鼓台に後ろから突っ込んだ事故で、路面にはトレーラーがよけようとした際についたとみられる約10メートルのタイヤ痕があることが9日、県警観音寺署へ取材で分かった。

 自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕された愛媛県大洲市の運送会社「丸共運送」社員、大川貴之容疑者(42)は「気付いたら(住民が手に持っていた)誘導灯が目に入った」

 事故では、太鼓台近くにいた私立藤井高校教諭、冨田規之さん(52)=同市柞田町=が死亡、7歳から51歳までの36人がけがをし、うち4人が重傷を負った。

 県警などによると、現場は見通しの良い片側1車線(幅員3.75メートル)の直線道路。運行には誘導員6人を配置する計画となっており、事故当時、後方には誘導灯を手にした複数の誘導員がいたとみられる。

 太鼓台の構造について県警は明らかにしていないが、一般的に総重量が2トン以上、高さ約5メートル以上あり、長さ15メートル近い棒4本を数十人で担いだり引いたりして練り歩く。

 事故に遭った太鼓台は地元の神社の祭りで使われ、事故時はタイヤを付けて倉庫に戻す途中だった。冨田さんは、並行して4本ある棒の右から2番目の後部でロープを持っていた。

 藤井高校によると、冨田さんは理科を教え、放課後に残って生徒に指導することもあった。矢葺(やぶき)久富校長(52)は「先生からも生徒からも信頼され、地域活動にも熱心に取り組んでいた。本当に残念。いまだに信じられない」と沈痛な面持ちだった。

 9日に予定されていたこの地区の太鼓台の練り回しは中止になり、神社の宮司は「社会全体の幸せを祈る祭りで事故が起きてしまい、残念でならない」と話した。【待鳥航志、山中尚登】

 ◇祭列への人身事故、全国で

 祭りの行列に車が突っ込み、参加者や見物客らが死傷する事故は過去にも起きている。香川県観音寺市の県道では2007年10月にも、太鼓台のそばにいた男児(当時6歳)が軽乗用車にはねられて死亡した。

 飲酒運転による事故も発生している。1995年8月、新潟県白根市(現新潟市)の県道で、夏祭りで神社に向かう列に酒気帯び運転の乗用車が突っ込み、3人が死亡、4人がけがをした。 97年10月には静岡県掛川市の市道交差点で、秋祭りの山車を引いていた約20人の列に酒気帯び運転の車が突っ込み、1人が死亡、十数人が重軽傷を負った。99年10月には岡山県倉敷市の県道で秋祭りの参加者を飲酒運転の車がはね、21人が負傷している。【武内彩】

(毎日新聞 2016年10月10日

祭りの行列に車が突っ込み、参加者や見物客らが死傷する事故は過去にも起きているとのことで、怖い事故ですね・・・。今後の詳しい調査による事故の解明が待たれます。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

アラームで知らせるバックセンサー

バックセンサー&モニターセット